第92回アカデミー賞で計6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した話題作、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
2019年にアメリカで公開されたこの作品は、ベストセラー作家ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に発表した小説『若草物語』を原作としています。オルコットが自身の家族をモチーフに書き上げた自叙伝的小説は長年、映画・演劇で上演されている人気作品です。
2019年にグレタ・ガーウィク(監督/脚本)により映画化されたこの作品は、現代にも通じる女性の生き方について新たな視点で描かれています。
下記のダイアログでは、次女のジョーと母親との会話です。
※翻訳文は下記YouTube動画の翻訳からとったものです。(動画の4:17秒)
Marmee March : There are some natures too noble to curb and too lofty to bend.
あなたらしく生きればいいのよ。
“Marmee”は、マーチ家のお母さんです。
このセリフは、
ハフィントンポスト(イギリスのサイト)『Marmee’s The Word:5 Parenting Lessons We Could All Learn From Little Women』から学ぶ。
同サイトに『Little Women(ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語)』を題材にした子育てレッスンについての記事が掲載されています。サイトはこちら
[Marmee’s The Word:Dealing with anger]
Apparently a real-life quote from Alcott’s mother, this line teaches children that it’s okay not to be perfect and nobody can be, all of the time.
The important thing is self-acceptance and simply trying to be the best you can be.
「若草物語」原作者のアルコットオルコットの母親からの実際の引用とみられ、このセリフは子どもたちに、完璧でなくてもかまわない、誰もいつも完璧でいることなんかできないということを教えています。大切なことは自分を受け入れ、ただただ自分がなれる最高の自分になるということです。
上記注釈の「アルコット」は日本語読みでは「オルコット」が正しいとされています。お詫びして修正いたします。