[映画で英語学習]ワンダーウーマン:ダイアナとスティーブ・トレバーの心境の変化について

映画で英語学習

1941年、アメコミ史上初の女性スーパーヒーローとしてDCコミックスに登場した『ワンダーウーマン』は2017年に実写映画として公開されました。

映画『ワンダーウーマン』は、マーベル・コミックの映画、『アイアンマン』(2008年)、『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』(2014年)など名だたるヒット作を飛び越えて、単独スーパーヒーロー映画としては、女性監督史上No.1のオープニング成績を達成。(映画のパンフレットから引用)

ストーリーについて言えば、スーパーヒーローが登場する勧善懲悪のドラマではないという印象です。

本作で興味深いのは、ワンダーウーマンであるダイアナ(ガル・ガドット)とスティーブ・トレバー(クリス・パイン)の心境の変化です。

無垢で好奇心が旺盛な理想主義者ダイアナは、善と悪がはっきりと分かれていると思っていた世界が実は思っていたものと違っていることに気がつく。

悪を滅ぼすために戦う、そればかりが頭の中にあった彼女は、スティーブと出会い、人間の心の弱さ、愚かさ、戦争の不条理と悲惨さを目の当たりにし、心境が変化していく。善悪の明瞭な区別はとても難しく、人類はとても複雑であることを理解していきます。

次第にダイアナはスティーブに、人間にとって大切なものは愛、希望であることを思い出せてくれます。

映画『ワンダーウーマン』で注目したい点はそこです。

YouTube『ワンダーウーマン』ガル・ガドットとクリス・パインのインタビューでは、ダイアナのキャラクター設定とスティーブとの関係についてコメントしています。(動画2:10秒あたり)

イスラエル生まれのガル・ガドットの英語はとても聴き取りやすいです。

When I start my journey, I’m this young idealist who believes that the world is good and mankind are good.And it’s very black and white. Good is good. Evil is evil. I don’t understand the complexities of life.He is the one to educate me and teach me about the complexities of mankind.

I think that she is the one to remind him about love and hope.

Eventually they have this mutual journey in which they learn from each other.

[オーディオ]